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2021.01.13 upload

フラワーカンパニーズ インタビュー
2020年の内にアルバムが出ていないと足跡を残せてない感じがあったかもしれない。2020年の感じを2020年中に音源として出したかった
―― 鈴木圭介

不安はめちゃくちゃ大きいけど、やれることはやるっていう。その2020年の集大成がこのアルバムだと思います
―― グレートマエカワ

2020年12月23日、フラワーカンパニーズが新作『36.2℃』(読み:さんじゅうろくどにぶ)をリリース。「揺れる火」では「正解だろうと間違いだろうと信じたものがそこにあるなら」と歌い、「うたは誰のもの?」では「必要のないものだからこそ奮えるんだ」と歌う。「A-HA-HA」では「いじけて空くじだらけの日をくしゃくしゃに丸めていく」と歌い、ヘヴィな演奏を思う存分展開する。「DO DO」「一週間」では痛快なロックンロールが駆け抜けていく。最後は「燃えよフラワーカンパニーズ!」という、フラワーカンパニーズ的文脈をはみ出した楽曲が投下される。横浜アリーナ公演でも披露した「履歴書」の開放感が象徴するように、このアルバムには大変な状況の中を前向きに疾走しようとするフラカンの姿が刻み込まれている。言わば、閉塞した世の中に対するライブ・バンドからの強烈なカウンター・パンチのようなものだ。今回は暮れの忙しい時期に、この珠玉のロックンロールが詰まったアルバムに至った経緯を鈴木圭介(vo)とグレートマエカワ(ba)に訊いた。こんな状況でもロックンロール・バンドは新しいことを開拓し、闘う。それがロックンロール・バンドの正しいあり方だと思う。

●取材・文=森内淳

―― 12月23日にニュー・アルバム『36.2℃』がリリースされました。

鈴木圭介 本当は僕らアルバムを出すタイミングは2年に1枚にしてるんですよね。

グレートマエカワ 2004年以降ね。

鈴木 ところが(コロナのせいで)2019年の秋に出したアルバム『50✕4』のツアーが終わる手前でライブができなくなったんですよ。

マエカワ ツアーファイナルの延期公演が11月になったんだけど、それができるかどうかはまだ春の時点ではわからなかったし、ツアーができるかどうかもわからなかった。だけど『50✕4』のツアーが終わらなくても、何かやらないといけないし。じゃ自分たちは何をやるんだ?って言ったら、まず曲をつくろうっていう話になったんですよね。

鈴木 まだ2019年のアルバムが全部消化しきれてない状態で新しいアルバムの制作に入っているんですよ。

マエカワ ツアー最終日に『50✕4』の全曲をやろうとしていたんだけど。

鈴木 だからまだライブでやってない曲もあるんだよね。

―― 気持ち的に前作が終わらないまま新作が始まったわけですね。

鈴木 2019年までと同じ流れの中だったら、このアルバムはいいとか悪いとかこれはすごいとか手応えがわかるんですけど、『36.2℃』に関しては正直よくわからないんですよ。2020年があまりにも異常すぎて自分たちの気持ちもちょっとよくわからなくなっていて。

マエカワ 確かに、よくわからんな。

鈴木 いいのか悪いのか、どうなんだろう?って、あんまり冷静になれてない。よくわかってないというのが正直なところです。

―― いいアルバムだと思うんですけどね。

マエカワ すごくいい曲があるっていうことだけはわかっているんですよ。例えば横浜アリーナでもやったけど「履歴書」のような今までにないパターンの曲もありますし。「こちら東京」もこの時期だから余計に響くだろうし。

―― いい曲ですね。

マエカワ 実はあのサビ、鈴木が10年くらい前につくっていて、もともと別の曲だったんですけどね。ただその曲はアルバムに入ることもなくて、お蔵入りになりかけたところを「あのサビだけ使って新曲をつくってきた」って鈴木が言って。あのときの曲よりも「こちら東京」のほうが全然いいんだよね。結果、あのとき出さなくてよかったっていう。昔の曲のサビを使ってつくるなんて、こういうことあんまりなかったよね?

鈴木 そうだね。当時「この曲をアルバムに絶対入れるべきだ」って言わなかったってことは自分的にもそこまでしっくりきてなかったと思う。だけど今「こちら東京」の最初の2行のところが一番ぴったりくると思ったんですよね。

―― コロナ禍で意味合いがまたちがってきますからね。

鈴木 そうですね。今だったらもっといい歌にできるっていう感じでしたね。

――マエカワさんが詞曲を担当した「燃えよフラワーカンパニーズ!」もいい曲ですよね。「ハイエース」とは対極にあるもうひとつの「ハイエース」というか。

マエカワ あれも不安だからできたんですよね。今こそ奮い立たさんといかんし、みんなそういうふうに思ってくれよ、と。

鈴木 燃えてたら「燃えよ」とは言わないですからね。

マエカワ そうそう。

―― なるほど。

鈴木 燃えてないから「燃えよ」だし。

マエカワ コロナの中でくすぶっていたからね。メンバーも奮い立たせないといかんし、ファンの人だったりに向けたりもしているんですけど、出発点はそこですよね。まずバンドを奮い立たさんと駄目だぞという。

―― この曲がアルバムの最後を飾っているのはいいですよね。

マエカワ そうなんですよ。正直、デモ曲の中にはこの曲よりもいい歌がたくさんあったんですけど、いろんな意見でこれになったんです。これも2020年のフラワーカンパニーズの一面ですよね。馬鹿馬鹿しいくらいハープソロとギターソロが交互にくるパターンの曲ですからね。「いつの時代だよ?」っていうのもあるかもしれないけど、時代が新しいとか古いとかよりも、やりたいことをやってやった感が面白い曲ですね。

―― そういう意味では「A-HA-HA」も演奏がいい感じのグルーヴを生んでいますよね。

マエカワ 「A-HA-HA」も録ったそのままのアレンジで、エンディングもみんなで演奏していて「どこで切るのかな?」っていうのもわからないままずっと長くやってたら、「このくらいの感じが面白いね?」って。今までだったら「ちょっと渋いかな?」とかいろんな意見があって、アルバムには収録しなかったかもしれないけど、今回は自分たちで演奏したときの手応えがあったからね。「これを聴いた人がどう思うだろう?」って、逆に知りたいなという。「A-HA-HA」という曲もこのアルバムのひとつのポイントかな。

―― 今回のアルバムは歌詞も、例えば「ハイエース」の世界に馴染みがない人にも届くように思いました。

鈴木 実は、意識してないんですよね(笑)。

―― あ、そうなんですね。

鈴木 歌詞は取り立てて何かを変えようとは思ってなかったです。もしかしたら、2020年はライブをあまりやれてなかったから、バンド中心の歌じゃないというか。よりバンド以外のことに目を向けたのかもしれないですね。一人でいるときに思ったことが歌になってるかもしれないです。

―― ああ、なるほどね。

鈴木 4人でツアーをまわっている最中に書いた歌詞がなかったりするんで。今まではツアーの途中で歌詞を書いたりとか、下手したら車の中で書いたりとかすることもあるんですけど、それが今回はなかった。全部家でつくっているからかもしれないです。それも、今、そう言われて考えたらってことですけど。そこは全然、意識してなかった。

マエカワ Aメロの最初から「いじけて」って歌ってる曲(「A-HA-HA」)もあるんですけど、ちょっと前の作品からそうなんですけど、さすがに50歳になって、鈴木本人もそこはちょっとずつ変わってるところがあるんじゃないかなって思うんですよね。それは別にそういう話を鈴木としたわけじゃないし、「こうやったら?」っていうこともまったくないんですけどね。

―― 歌詞から強さを感じます。

マエカワ たまたまだと思いますけどね。今回はみんなで20曲から30曲くらいつくって、その中から10曲にまとめたわけですけど、もしかしたらまとめるときにそっちの方向の曲をメンバーが求めていたのかもしれないですね。それもはっきりと話したわけではないんですけどね。それがひとつあるのと、今回は鈴木が新曲をつくるとき、曲を短くしようということを言ってて。歌詞も削ったんですよ。だからより直球というか、わかりやすいものが残ったのかもしれないけど。

―― どうして曲を短くしようと思ったんですか?

鈴木 僕ら、曲が長いんですよ(笑)。放っといたら5分くらいになっちゃうんですね。長尺の曲でなくても4分を超えるのは当たり前で。そうするとフェスで30分セットになったときに曲があんまりやれないんですよ(笑)。6曲とか、真ん中に「ハイエース」とか入れちゃうと下手したら5曲とかになるんですよ。ところが他のバンドを見ると10曲近くやってたりしている。お客さんにしてみたら、同じ時間のなかで曲をたくさんやるほうがいいんじゃないかなっていうのを、漠然とずっと10年以上、みんなで言ってたんですよね。ところがあんまり実行に移せてなかったんで、今回、考える時間もあったから、「よし、削ろう!」って言って。

―― 踏み込んだわけですね。

鈴木 今まで2小節まわしていたところを1小節にするとか。ところが、歌詞があるところにはメンバーも気を使って踏み込んできてくれないんですよ。「ここは歌詞があるから削れないね」って。そこも自分が歌詞を書いているわけだから、自分から「いらない」って言えば大丈夫だろうっていう感じで削っていきました。

―― 自分の作曲の過程を見つめ直した、と。

鈴木 いつの間にか染み付いていた流れみたいなものを見直せましたね。なんとなくここでギターソロがくるでしょみたいなものは今でも型としてありますけど、そうするとだいたいギターソロをこれだけまわすよねっていうのをちょっと短い方向に削っていくという。

マエカワ 自分たちの癖でもあるんだけど、例えば、1番があってギターソロが8小節あって、みたいな、それがいいと思ってやってたんだけど、1番のあとのソロを半分に削っても、それはそれで成り立つなっていうことに気づいたっていうか。曲を書いている鈴木が言っているんだから、そっちにしよう、と。今回は、今まで暗黙の了解だったような部分を削ったというか。それはやってて面白かったし、できあがってみても面白いなと思いますね。

鈴木 ただ歌詞は言うほど削ってないんですよ。ほんのちょっとだけ削ったくらいなんですけど、それもあまり気にはならなかったというか。

―― 今回はメンバー全員が曲を持ち寄ったという話なんですけど、それが刺激になったということはあるんですか?

鈴木 それはありますね。曲は今までも書いてくれてたんですけど、歌詞を書いてくれることはなくて。とくにギターの竹安(堅一)は初めて歌詞を書いたのかな。そういうのも面白かったですね。バンドに自信がつきましたよね。書けるな、みんな、っていうかね。バンドで闘えるぞ、と。俺ひとりが歌詞を全部背負い込まなくてもいけるなっていう。

―― このアルバムからそういった自信がにじみ出ているようにも思うんですよね。芯が強いというか、今までで一番強いアルバムのように思えるんですよね。

マエカワ 冒頭からそんな感じがしてますからね。

―― 全員で詞曲をつくってみようというアイディアの発端は?

マエカワ 鈴木が「曲をつくった人が歌詞もつくって、つくった人が歌うのも面白いんじゃないか」って言い出して、「それもひとつの案だね」ってことになったのかな。ただこちらはもちろん鈴木が歌うことを想定してつくってるんだけど、つくった本人が歌うっていうのも確かにあってもいいと思うし。そうやっていろんなパターンがあってもいいんじゃない、くらいの話をしていたんだけど、結局、リハーサルの時点で、自分がつくった曲は自分で歌って完成させるっていうことになって。ま、その辺は面白かったですけどね。

―― 鈴木さんはどういうモードでみなさんに提案したんですか?

鈴木 曲は作るけど歌詞を書けないなっていうんだったらいつも通り俺が作ろうとは思ってたけど、「歌詞も書いてみて」って一回投げてみたら、書いてきてくれたんで。しかもそれが想像以上にすごくよかった。俺が言うのもちょっとおこがましいんですけど、いつの間にかみんな成長してるな、と思って。

マエカワ おこがましいよ!

―― (笑)。

鈴木 だって知らなかったんだもん、みんな歌詞が書けるなんて。「あ、こんなに書けるんだ?」って。じゃ歌詞を書いた人が歌うのが一番伝わるんじゃないかな、と思ったんですよ。もちろん逆の場合もありますけどね。歌詞をつくっていない人が歌ったほうが伝わるっていうパターンもあるな、と今となっては思うんですけど、そのときはつくった人が歌うのが一番いいと思ったんですよね。

―― ある意味、大胆な発想ではありますけどね。

鈴木 これだけ僕らも長いことバンドをやっているから、誰が歌ったって、バンドとしてブレないなっていうのがあったんで。ビートルズの2枚組のアルバム『ホワイト・アルバム(ザ・ビートルズ)』みたいに、というと話が大きくなっちゃうんですけど、そういうものであってもいいと思いました。できるだけアルバムに曲をぶっこんでやろうとか、そういう気持ちでしたね。それに2020年でバンドも31周年めに入って、今更、音楽性のズレで離れたりすることはないなというのもあったし、これからいろんなことをやれるかやれないかということを考えたときに、まずバンドに対して自信があるから何をやってもこのバンドはこのバンドだなっていうのがあるから。だったら僕が歌わなくてもそれはそれで面白いなって。

―― まさに「揺れる火」で「正解だろうと間違いだろうと信じたものがそこにあるなら何にでもなれる」というメッセージが歌われています。

マエカワ たしかに「揺れる火」なんかはバンドでやってきたことをちゃんと歌にした曲だと思うんですよね。そういうところで強いアルバムというかね。今までもそういう歌はあるとは思うんだけど、2020年が特別な年だったこともデカいと思いますけどね。

―― なるほどね。

マエカワ だからこそそれを余計に響かせたかったのかもしれないし、そういうセッションができたんだろうし。だって2枚組のアルバムをつくろうなんて普段なら言わなかったと思うから。

鈴木 反対すると思うよね。そんなにつくりたくないってまず思うし。

マエカワ 時間もあるし「一回やったろか!」って。結局実現しなかったけど、「世間がどう思うかわからんけど、自分たちの思うことを一回やってみよう!」って話まで行ってましたね。

―― 最終的に2枚組ではなくて1枚に集約したのはどうしてですか?

マエカワ こういうときだからこそ、それをぎゅっと絞って、鈴木がつくった曲をメインにして「ザ・フラワーカンパニーズ」みたいなアルバムのほうが力があるなと思ったんですよ。「曲を短くしたんだから、アルバムもそんなに長くないほうがいいかもね」ってこともあったし。ただ、今回やってきたセッションも俺や竹安がつくってきた曲も無にはなってないんですよ。この先にいろんなかたちで発表できると思うし。今回、曲をつくったことで、またちがう曲をつくろうっていうふうになるだろうし。今、それを発表するよりも30曲近くあるなかの10曲にぎゅっとまとめたほうがいいのかなって。結局それがフラワーカンパニーズの力かなって思ったんですよね。

―― 2020年はもうひとつ、無観客の横浜アリーナを行いました。

鈴木 はい(笑)。

―― 無観客だろうが大きな会場でやるという、挑戦をする姿勢というか、フラカンがものすごくタフに見えました。

マエカワ たまたまある人から横浜アリーナが無観客配信ライブとかに協力してくれるいう話を聞いて。だけど無料でやれるわけはないし、照明もそうだし舞台監督とか音響とかもちろん経費はかかる。でも、その制作スタッフたちにまず連絡をして「こういうことをやってみたら面白いと思うんだけど、どうかな?」「もしやるとしたらどれくらい予算がかかるかな?」みたいなことを全部聞いて、相談して。みんな予算を抑えてのいろんなアイデアを出してくれて、それでも「それくらいはかかるよなあ」って、自分たちのそれまでの配信ライブの視聴者数で考えたら赤字になっちゃうかもって思ったけど、頑張ったらギリギリできるかなっていうことで。フラカンが横アリをやる、しかも無観客でってなったら、またフラカンが馬鹿馬鹿しいこと考えたってみんな面白がってくれるかなと。ほんとにね、世の中的にも音楽業界としても雰囲気が閉鎖的だったじゃないですか。そういうときにただ「面白いな」と思ってくれたらいいな、と。フラカンのファンもずーっとライブを見られていたものが見られなくなって、僕らも「ライブはやめません!」って言ってやってきたのにできなくなったわけだから。ライブを楽しみにしていたファンの人にとっても夏祭り的なものになるのかな、と思ったんですよね。本当の夏祭りもなくなってたわけだから。そういう思いがあって、ちょっと頑張ってみます!って言って、やりました。

―― この頑張りはよかったと思います。

マエカワ とりあえず今のところは(笑)。楽しかったですからね、いろんな意味で。

―― 横アリをやったことでまた物語が生まれましたよね。

マエカワ そうなんです。

―― 今回は無観客だったけど次は有観客で満員にするぞ、という。

鈴木 うんうん。

マエカワ おこがましいですけど、そういうのもありますよね。

―― そういう物語を提供することの意味の深さを知ることができました。実際に配信を見るまで「大丈夫かな?」って半信半疑だったんですけど(笑)。

鈴木 それこそサザン・オールスターズとか横浜アリーナでも有観客でできるバンドが無観客でやるっていうのはありましたけど、僕ら、有観客で、今、横浜アリーナでやろうとは思いませんからね(笑)。大赤字になりますから。たまたま「こういう形ならできる」っていうチャンスが転がりこんできただけで。

マエカワ でもひとつの楽しいものにはなったなあっていうのはありますよね。最初は「これ、本当に横浜アリーナなのかな?」っていう映像でしたけど(笑)。

鈴木 途中までアリーナ感ゼロですからね(笑)。

マエカワ 「横浜アリーナの駐車場でやってるのか?」って言う人が何人かいましたからね(笑)。

鈴木 「はめられた!」っていう意見も出てた(笑)。

―― だからこそオチが効いてましたけど。

マエカワ そうなんですよ(笑)。

―― 「横アリなの?」って思って見ていると、最後、画がどんどん引いていって横浜アリーナの全景が映るという。

鈴木 最後ね、ドローンを飛ばして。

―― 夢がありましたよね。

マエカワ 横アリライブがあったことで自分たちが救われた部分もたくさんありましたね。ライブのスタッフにも久しぶりに会えたし。その人たちもずーっと仕事をやれてなかったわけだから。楽しそうに仕事してくれている姿を見て「ああ、やっぱりライブが必要なんだな」って、いろいろ感じましたね。

――横浜アリーナだったり、メンバー全員が詞曲を書いてみたり、そういった挑戦しようとする姿勢が全部このアルバムにつながっているような気がするんですよね。

マエカワ それはあるかもね。2020年は2月末からずっとライブができなかったから、どこかで「希望を灯したい」と思っていたのかもしれない。

鈴木 だからアルバムは2020年中に出したかったんですね。そういったものの締めとして。12月23日というギリギリになりましたが、間に合ってよかったなと思います。これでアルバムが出ていないと足跡を残せてない感じがあったかもしれない。2020年の感じを2020年中に音源として出したかった。

マエカワ バンドにはそれぞれ、いろんな考え方があるから、コロナ禍で休むバンドもあると思うし。俺らの考え的にはこういう状況でアルバムを出して、爪痕を残して、2021年がどうなるかなんて現時点では何もわからないし、不安はめちゃくちゃ大きいけど、やれることはやるっていう。その2020年の集大成がこのアルバムだと思います。

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INFORMATION


AL『36.2℃』

2020年12月23日(水)リリース
収録曲:1. 揺れる火  2. 産声ひとつ  3. こちら東京  4. 履歴書  5. A-HA-HA 6. うたは誰のもの? 7. DO DO 8. 一週間  9. アッチ向いてホイ  10. 燃えよフラワーカンパニーズ!



鈴木圭介エッセイ集『深夜ポンコツ』

2020年6月8日(月)リリース
出版社 : 左右社
単行本(ソフトカバー) : 256ページ
ISBN-10 : 4865282750
ISBN-13 : 978-4865282757


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