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2019.11.22 upload

THE COLLECTORS インタビュー
なんでこの時代に『愛ある世界』がもう一度リリースされるのか? その理由があるはずなんだよね
――加藤ひさし

2019年12月11日(水)、ザ・コレクターズが1992年にリリースした6曲入りのミニアルバム『愛ある世界』がアナログ盤としてディスクユニオンからリリースされる。このミニアルバムはバンドがブレイクするきっかけとなったアルバム『UFO CLUV』へつながる重要な作品だ。この作品の冒頭を飾るのが、当時、音楽シーンを席巻していたマンチェスター・ムーブメントの息吹をコレクターズなりに解釈した「SUMMER OF LOVE」。この曲によって開け放たれた扉の先で、のちに「世界を止めて」というヒット・シングルが生まれ出る。ソングライターとしての加藤ひさしの多彩な側面を集めた作品として、今もなお高く評価されている『愛ある世界』。27年の時を超えて、加藤ひさしに『愛ある世界』について語ってもらった。

●取材・文=森内淳

―― まずコレクターズが「ビッグ・シングル」と呼んでいる1992年の6曲入りのミニアルバム『愛ある世界』のアナログ化に至るまでの経緯を教えてください。

加藤ひさし コレクターズが結成30周年のときに作ったボックス・セットのなかから、ディスクユニオンが「僕はコレクター」の7インチ・シングルを作ったり、アルバム『UFO CLUV』のアナログを作ったりしたんだよね。アナログを欲しい人が沢山いるのか、売り上げが悪くないんですよ。それもあって、次は何をアナログ化すればいいかのな、といったときに、ディスクユニオンの方で「世界を止めて」の前夜祭的なミニアルバム『愛ある世界』をアナログにしよう、となったみたいね。

―― それはバンドではなくディスクユニオンさんからのリクエストだったんですか?

加藤 そうだね。俺たちにしてみれば、アナログ化するなら、テイチク時代の作品はすでにアナログされているわけだから、コロムビアに移籍した最初の作品『COLLECTOR NUMBER 5』から順番にアナログ化していって欲しいくらいなんだよ。

―― そんななかで『愛ある世界』のアナログ化のオファーを受けたときにはどう思ったんですか?

加藤 正直、サブスクリプションの世界になっちゃったり、ダウンロードも古いとか言われている時代で、LPレコードもCDも知ったこっちゃないって感じなんだよね。

―― というと?

加藤 要するに聴きたいマテリアルがなんであろうと、それを聴きたい人、欲しい人がいて、それをかたちにしてくれる人がいたら、それはもうウェルカムなんだよ。アナログ盤だろうがカセットテープだろうが作りたいっていう人がいるんだったら作って、聴きたい人がいるんだったら、それで聴いてください、と。スマホで聴きたい人はスマホで聴けばいいし。俺はスマホでは聴かないけどね。それぐらい他人事なのね。昔だったら、LPレコードはこの大きさで見開きで何ページの写真があってって考えたと思う。そうじゃないとコレクターズの魅力は伝わらないよって言ってたんだけど、サブスクリプションの時代になって、諦めたんだよね。ただ、そうはいっても、それこそ今だってCDを新譜で出しても、3年後に店頭に置かれているかといったらクエスチョンマークでしょ? そういう時代に、92年の音源が、しかもアナログでもう一回世に出てきて、それをみんなが楽しんでくれるっていうのは正直言って嬉しいよ。

―― 今回アナログ化にあたって、音をいじったりしたんですか?

加藤 実は(1曲目の)「SUMMER OF LOVE」は、あらゆる時代でベスト・アルバムに入れたんで、いろんなリマスター・バージョンが生まれてるんだよ。92年のバージョンよりもよりも『GOLD TOP』に入っている95年バージョンや『愛ある世界』を紙ジャケ化にしたときに、ボーナス・トラックで入れてるやつの方がいいんだよね。いろんな種類があるなかで一番いい音源を選んだ。もともと録ってある音は同じなんだけどね。ビートルズのリマスターを思い浮かべてくれればいいんじゃないかな。リマスターでずいぶん音が変わっているでしょ? やっぱり最新でいいと思うものをアナログ化したかったんだよね。

―― 1曲目の「SUMMER OF LOVE」はパワー・ポップでもないロックンロールでもないコレクターズの側面ですよね。マンチェスターのムーブメントの影響が色濃く出てるんですけれども、加藤さんは当時、どういう気分でこの曲を作ったんですか?

加藤 あのね、すっかり忘れていると思うけど、森内さんから同じインタビューを92年にされてるんだよ、俺(笑)。

―― なんか覚えてます(笑)。

加藤 マンチェスター・ムーブメントって89年ぐらいに起こるんだけど、日本に入ってくるのはちょっと遅くて、91年くらいが真っ只中なんだよ。それでフリッパーズ・ギターとかが散々そういうアプローチを取り入れてて。正直、そのイギリスの波にドンズバで乗っている感じがかっこ悪いと思ってたんだよね。マンチェスター・ムーブメントはかっこいいんだよ。マンチェスター・ムーブメントはかっこいいし、もう最高だと思ってた。ストーン・ローゼズもかっこいいし、ハッピー・マンデーズもかっこいい。インスパイラル・カーペッツもCDを何枚持っているかわからないくらい好きだったの。だから、もちろん影響はされているんだけれども、それをそのままサンプリングする行為がものすごくかっこ悪いと思ったんだよ。

―― そこは加藤さんの、頑固なモッズたる所以ですよね。安易にブームに乗っかるのがかっこ悪いという価値観は。

加藤 俺も30とか31歳だったから、まだ怒れる若者の部類だったんだよ。「他人のアイディアを借りた曲なんて、パワー・ステーションのライブのときにフリー CDで配ればいいじゃん!」と思って「SUMMER OF LOVE」を作ったんだよ。「SUMMER OF LOVE」なんて、パワー・ステーションのライブのときに配ったおまけのCDシングルなんだよ。フリッパーズ・ギターはこれを一生懸命売ってるんだけど、俺たちは無料で配ってんだよ、ということが言いたくて作ったんだよ。そしたら、森内さんに「今はこれなんだよ! 『NUMBER 5』にこの曲が収録されていたら、全然、バンドの状況が変わってたよ!」って言われて。「あー、そうなんだ」って思ったんだよね。

―― 「SUMMER OF LOVE」のような名曲を無料で配るなんてどうかしてますよね(笑)。

加藤 そしたら、みんなが「この曲、かっこいいじゃん!」って言い出して。めちゃくちゃ評判よかったんだよね。(音楽評論家の)岡村詩野さんからも「なんで、あんないい曲を無料で配ってるの!」って言われちゃって。「今、コレクターズがやらなきゃならないのはこれだろう!」って。「じゃあこれから売るよ」ってことになって、この『愛ある世界』を作ることになったんだよ。で、そうやって、みんなからすごく叱られた上に、この「SUMMER OF LOVE」を静岡のFM局がパワープレイに選んでくれたんだよ。もう世の中の全員が「SUMMER OF LOVE」を待っていたんだよね。

―― 実際、「SUMMER OF LOVE」はコレクターズのターニング・ポイントになりましたからね。

加藤 やっぱりね、プロデューサーというかね、ビートルズにおけるジョージ・マーティンみたいな人が必要だったんだよね。当時は勝手にやってたし、勝手にやってた上に、『NUMBER 5』のときに、ピチカート・ファイヴの小西(康陽)くんと仕事をやって大喧嘩してるんだよね。両方、頑固だし、価値観が違ったから。それもあって「打ち込みとかマンチェスターとかやってられないよ!」って思ったんだよ。

―― それがきっかけで次のアルバム『UFO CLUV』では吉田仁さんをプロデューサーに立てたんですよね。

加藤 『UFO CLUV』を作るときには、俺はセルフ・プロデュースでいくくらいの勢いだったの。『NUMBER 5』で痛い目にあったから。でも「SUMMER OF LOVE」現象が起きて、まわりから「加藤くん、見通せてないよ」っていう意見が出て、じゃ見通せてるのは誰だろうっていったらもうフリッパーズ・ギターをやった吉田仁さんしかいないじゃない。

―― ずいぶん折れましたね(笑)。

加藤 それぐらい風当たりが強かったんだよ。でもね、みんなに言われて思うのはね、『NUMBER 5』の頃、日本はマンチェスター・ムーブメントの真っ只中にいて、その頃、コレクターズはレコード会社も変わったんだよ。同時にメンバーも変わった。それで、バンドが再生した1曲めが「SUMMER OF LOVE」だったら、かなり見え方が違ったんじゃないかなって。

―― 超かっこよかったと思いますね。

加藤 ほんと、「こいつら、超かっこいいじゃん!」って思われたと思う。「Hey! Dr.Hawking~」って、宇宙のことを歌ってる場合じゃなかったんだよ(笑)。

―― 「おねがいホーキング博士」もいい曲ですけどね。で、『愛ある世界』にはマンチェスターな「SUMMER OF LOVE」もありながら、ロックンロールも入っているという。

加藤 「NICK! NICK! NICK!」も入っているからね。「恋はヒートウェーヴ」も入っているし。この辺のバランスがいいよね。

―― めちゃくちゃいいんですよね。かと思えば「茂みの中の欲望」のような曲も入っていて……

加藤 そう。マニアックなね。

―― ものすごくバランスがいい選曲になっているんですけれども、加藤さんは『愛ある世界』をどういう構想で作ったんですか?

加藤 ほんとにね、そういう重圧を感じながら「SUMMER OF LOVE」を入れた作品をとにかく1枚作れって言われたんだけど、新曲を作る時間がないわけだよ。だったら「SUMMER OF LOVE」はパワー・ステーションで配った歌だから、パワー・ステーションで配った歌ばっかりを集めたらいいんじゃないかと思ったんだよ。「明治通りをよこぎって」は90年に、「恋はヒートウェーヴ」は89年に無料ソノシートで配った歌。「NICK! NICK! NICK!」はライブでは定番でやっていたけれども、インディーズ盤にしか入っていない。「愛しのルネ」は伊藤銀次さんに歌詞を書いて渡した歌で、「茂みの中の欲望」は当時コレクターズpresentsで上映した映画『茂みの中の欲望』のテーマソング。そういう寄せ集めのアルバムにしようと思った。そういう曲ばかりを集めたらいいんじゃないの? ビートルズのレア・トラックスみたいな感じでいいんじゃないの?っていう発想だよね。

―― 今、考えると、名曲をずいぶんな数、無料で配ってましたよね(笑)。そりゃいい作品になりますよね(笑)。

加藤 たまたま6曲っていう聴きやすい感じもあって、いい作品だねってなったんだよ。しかも、何度も言うけど、FMのパワープレイっていうのにも、初めてなって、「やっぱりこっちなんだ!」ってなったんだよね。

―― いや、だから、加藤さんってすごい才能があるわけですよ。

加藤 今更、言われてもねえ(笑)。

―― 『愛ある世界』は加藤ひさしの多彩な音楽的才能を1枚に集約した作品なんですよね。もしかしたら今のリスナーも『愛ある世界』のような作品を求めてるんじゃないかと思うんですよね。

加藤 なるほどね。

―― パワー・ポップで押し切る作品ももちろんいいんですけど。

加藤 そこが作り手として見えないところなんだよね。だから常に吉田仁っていう現場監督を置いて作ってるんだけど、仁さんにしたって、どうしても明確にコレクターズの次がこうだっていうのを持ってるわけじゃないからね。だから難しいよね。『愛ある世界』ができたのも本当にたまたまだもん。「SUMMER OF LOVE」という曲があって、突貫工事で作ったら、ああなったわけで。結局、好き勝手に歌ってるだけなんだよね。

―― いや、むしろ、加藤さんには『愛ある世界』とか『UFO CLUV』の頃のように、もっと好き勝手にやってほしいんですよ。

加藤 あ、もっとね。ところが、今はさ、「茂みの中の欲望」みたいな歌をやろうって頭にないんだよね。

―― 今、ないんですか?

加藤 今、ないんだよ。そこはライブを意識しすぎちゃってるのかもね。「茂みの中の欲望」みたいな曲を書いても、アルバムとしては面白いんだろうけど、じゃこれをいざライブでやろうとしたときに、メンバーがステージで再現するのは無理って言うと思うの。となると、最初からはじかれちゃう。

―― これはいちリスナーの感想ですけど、逆に、アルバムのなかでは吉田仁さんと加藤さんだけで作り上げる曲があってもいいと思うんですよ。で、そういう曲はライブでやらないでいいと思うんです。開演前のBGMでも登場曲でもいいと思うし。アルバムはアルバム、ライブはライブという発想でいいんじゃないですかね。

加藤 あ、そういうことね。

―― と『愛ある世界』を聴いて思いました。それこそサブスクリプションの時代になって、どうかするとプレイリストしか聴かないというリスナーが主流になっている現状で、もっと自由にアルバムを作っても誰も文句は言わないと思うんですよね。「明治通り~」や「ルネ」のようなきれいなメロディの曲があって、「NICK!〜」のようなロックンロールがあって、万人は受け入れないかもしれないマニアックな曲があって、マンチェスターがあって。加藤さんの音楽的才能の博覧会的な作品って、やっぱりいいなと思ったんですよね。

加藤 なるほどね。

―― 加藤さんの才能のあらゆる側面をバランスよく配置したアルバムって『UFO CLUV』にしても『東京虫BUGS』にしても、名盤として評価されてますしね。

加藤 『BUGS』は絶妙なバランスで作られた作品だよね。たしかにそうなんだよ。ほんとバランスいいもんね。

―― 最高ですよね。

加藤 名盤だもん。そういう名盤の香りがあるよね。『青春ミラー』も好きなアルバムなんだけど、『BUGS』の絶妙なバランス加減には負けちゃうんだよね。

――『青春ミラー』はリード曲の「青春ミラー」が7分超えの曲で。それを1曲目に持ってきて、思い切りやりきれていた感じがあったのがよかったですよね。他のバンドだと「1曲目から7分?」とか言って、敬遠するはずですから。

加藤 そうだよね。

―― そういう意味でも、加藤さんがソングライターとしての資質を全開にすればするほど、リスナーは喜ぶし、いい作品になるような気がするんですよ。

加藤 ほんとね、曲を作れば作るほど思うんだけど、例えばポール・マッカートニーって才能があるんじゃん。でも新譜とか新作を聴いていて、どこがよくないんだろうと思ったときに、メロディとかね、どこが悪いっていうのがないのが悪いような気がするんだよ。もっと駄目なら駄目でいいと思うんだよ。

―― 昔はヘンテコな曲がたくさんあって、そこがよかったりしましたからね。名曲「死ぬのは奴らだ」も「バンド・オン・ザ・ラン」も常識外れな変な曲ですからね。

加藤 そうなんだよ。それがなくなったらまずいなと思ってるんだよね。ベテランのアーティストのアルバムを聴くと、普通に耳障りのいい感じになっちゃってて。そういう部分を失くしたときに、ロックンロールはいきなり威力がなくなるんだよ。常に挑戦しなくちゃならない。それはけっこうね、自分のなかでも分析して、そういうものを作っていかなきゃ駄目だと思うんだよ。じゃないと、なんでも作れちゃうから。例えばスローなバラードを作れって言われたら、どんどん作れちゃうんだよ。だけど、きれいなメロディだけじゃ駄目でしょ、みたいなところはあるんだよね。もっと不思議な曲を聴きたいよって、自分でも思うし。例えば「ノビシロマックス」がいい例だと思うんだけど、あの曲は応援歌ではあるんだけど、“ノビシロマックス”っていうヘンテコな言葉があの曲を面白くさせてるんだよね。普通のバンドじゃないっていう。

―― もはやライブでは定番曲になってますからね。

加藤 (古市)コータローくんに「次はどういう作品にしようか?」って言ったときに、「ビザールメンのようなメロディの曲がいいんじゃない?」って言われて。もちろん、それもありだし、逆に個人的なメンヘラ的な曲もあってもいいし。むしろあった方がいい。もっとディープな曲があってもいいだろうし。リスナーがわかんない歌詞があってもいいんじゃないか、と思うんだよ。俺しかわかんないものがあってもいいと思う。でもね、そこは俺もコータローくんもわかってて、そういうものを作っていった方がいいんじゃないの?っていうのは言ってるんだよね。だから、まずは自分が頭のなかで鳴ってるものを、外野の野次を気にせずに吐き出して、それがどんなふうになっていくのかな?っていうことをやって、面白いものを新曲としてまとめていくっていう気分にはなってるね。

―― ディスクユニオンさんがこの時期に『愛ある世界』をアナログ化したのも偶然じゃないような気がしますしね。

加藤 そういうフィードバックっていうのは、作品を作る上で絶対に影響されるんだよね。なんでこの時代に『愛ある世界』がもう一度リリースされるのか? その理由があるはずなんだよね。なんでディスクユニオンが『CANDYMAN』じゃなくて『愛ある世界』を選んだのか?っていう。こういうアルバムを聴きたい気分になってるのかもしれないんだよね。

―― と思うんですよね。では、最後に1月から始まるツアーについて聞きたいんですが、これはどういうツアーになりますか?

加藤 『YOUNG MAN ROCK』をリリースして1年しか経っていなくて。これ、外タレだったらホカホカの新譜だよね。今年のツアーは、二回ともこのアルバをきちんと売るためのツアーだったんだよね。だから『YOUNG MAN ROCK』の収録曲をメインにやってたんだよ。だから、次のツアーは23枚アルバムをリリースしたバンドの名曲とレア曲も入れた、コレクターズのヒストリーが見えるようなツアーにしたいな、と俺は思ってるんだけどね。

―― じゃベスト的なニュアンスのライブになるんですね。

加藤 それをやった方がいいんじゃないかなと思ってる。というのも、去年のクアトロ・マンスリーではレア曲ばっかりをずっとやってきて、次に始まった今年のツアーは新譜が中心だったから、もう一回ここでアンコールの最後に「僕はコレクター」をやるような、「これがコレクターズだよね」っていうツアーを一回やっておいてもいいんじゃないかな、と思ってる。

© 2019 DONUT

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INFORMATION



THE COLLECTORS 『愛ある世界』アナログ盤
2019年12月11日(水)Release
01 SUMMER OF LOVE/02 明治通りをよこぎって/03 NICK!NICK!NICK!/04 愛しのルネ(WALK AWAY RENEE)/05 茂みの中の欲望(Here We Go Round The Hulberry Bush)/06 恋はヒートウエーヴ(Love Is Like A)HEAT WAVE


※ LIVE INFORMATION は公式サイトでご確認ください。


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