DONUT

ドミコ インタビュー
どこが唯一無二のサウンドなのかわかってなくて。何も考えないで作っていれば、逆にドミコでいられるな、というのはありますね
――さかしたひかる

2019年2月にアルバム『Nice Body?』をリリースしたドミコが、2019年4月10日に同アルバムのアナログ盤を限定リリースする。帯付きカラーヴァイナル仕様の今作は、アルバム・カバーのKelly BastowによるイラストレーションもLPサイズで楽しむことができる。ドミコは現在ツアー中で、各地の動員は右肩上がり。音楽通からの支持率も高く、今、一番注目されているバンドといっても決して過言ではない。ドミコが表現している音楽をカテゴライズするのは難しい。オルタナティブ、ポスト・パンク、ローファイ、ロックンロール……どれも当てはまる。特徴的なギターのリフで構成されている曲も多いので、レッド・ツェッペリンやAC/DCといったリフ中心のハードロック・バンドのようでもある。『Nice Body?』ではロック・バンドのフィジカルな側面を全面に打ち出し、「強靭なロック・サウンドを放つバンド」という評価も手に入れた。このノンジャンル感がドミコの特徴なのだが、果たして「カテゴライズできない音楽性」にどうやってたどり着いたのか? その疑問を、さかしたひかる(vo&gt)にストレートにぶつけてみることにした。

―― ドミコは「カテゴライズできない音楽性」というのが特徴ですけど、今日はその辺りの謎を解き明かしたいんですが、そもそも音楽との出会いっていうのはどの辺になりますか?

さかしたひかる うーん、ルーツね。けっこう難しいですよね。

―― 最初に音楽にのめり込むきっかけは?

さかした 小学校のときは音楽が好きだったんですよ。それはテレビとかコマーシャルで流れているような音楽なんですけど。聴いて「いいなあ」とか思っても、どのアーティストだとか何の曲だとか調べる術がなかったので、単に「いいなあ」で終わってて。それが中学生になると、CDを借りたり買ったりする人間がまわりに出てきたりして。そういう大人っぽいことをしてこなかったんですね、自分は。わりと遅れてたんで。見た目がかっこよくてMDウォークマンを買ったのをきっかけに、自分もCDを借りてMDに録ろうということになって。「あ、CD借りるのもいいもんだな」みたいな。そこからめちゃCDを借りて、聴くようになりました。

―― それってメカから入ったってことですか?

さかした そうなんですよ。もともと音楽が好きだったけど、どうやって聴けばいいのかがわからなかったんです。家にCDコンポはなかったし。それに「何か聴きたいな」と思っても、アーティスト名がわからないし。ほんとに覚えられないんですよ。例えば「SMAPのどの人が好き?」って訊かれても、誰がどの名前なのかわからなくて。今はもう全然わかりますけど。小学生のときは、それくらい固有名詞を覚えるのが苦手で。それでなかなか音楽に手を出せなかったんです。それが中学に入って、MDを買ってからは、レンタルショップに行って適当に借りるだけでも面白いってなって。

―― レンタルショップではどういう基準で借りてたんですか?

さかした ジャケですね。

―― ジャケットですか!?

さかした 田舎なんで、試聴機がなかったんです。あとはまぁショップのウィークリー・ランキングとかかな。それを見ると、今、メジャーシーンでどういう曲が流行ってるかっていうのが薄っすらわかるんですよ。それとは別に洋楽コーナーとかJインディーみたいなコーナーがあって、そういうものを手当たり次第、借りるようになりました。だからひとりのアーティストをディグるとか、ルーツを辿るとか、あんまりなかったですね。ほとんど世の中のことを知らなかったので、今、どういうものが世間で流行ってるのかを、独学じゃないけど、CDを聴くことで知っていったという感じです。

―― 日本の音楽も洋楽も同時に聴きまくるわけですね。

さかした 洋楽は途中から聴き始めましたね。それも数ある棚の中から1枚1枚借りてったって感じですかね。時代背景も国もまったく気にせずひたすら借りてました。借りるもの、全部、知らない音楽ですから、借りるのがめちゃくちゃ楽しかったです。音楽の知識がまったくない経験値のときだったから、逆にのめり込んで借りまくっていました。

―― そのなかでも気に入ったアーティストはいるんですか?

さかした 長く聴いているアーティストは数少ないですけど、奥田民生さんとかは当時から、今でも聴いたりしますね。

―― どこが気に入ったんですか?

さかした 小学校の頃の話に戻るんですけど、その頃に聴いてた曲のなかに歌詞もメロディもあやふやなんだけど、なんか気にかかる曲があるんですよ。レンタルしていると10枚に1枚くらいの割合で「あ、聴いたことがある!」っていう曲が出てくるんですよ。「これ、聴きたかったんだよ!」っていう曲がたまに出てきて。「すげえスッキリした」みたいな(笑)。小さいときに聴いて覚えてる曲だから、それはやっぱりテレビで流れるような曲なんですよね。で、奥田民生の「さすらい」を聴いたときに「あ、これか」みたいになって。たぶんリリースから5〜6年経ってたと思うんですけど。それをきっかけに奥田民生の曲を聴いていったら、歌詞が面白いし、力が抜けている感じもすごくかっこいいな、と思って。

―― 手当たり次第、CDを借りるっていうスタイルはずっとつづくんですか?

さかした 手当たり次第っていうのは中学時代で終わりました。小学校のときに気になってた曲って言っても、小学3年生から6年生くらいまでの3年間くらいだから、中学のときに聴きまくってた範囲で全部回収できるような感じでした。高校に入ると、洋楽が多かったかな。中学の最後のほうで初めて洋楽を借りて。それがグリーン・デイの『ドゥーキー』だったんですよ。それもジャケで選んで。すごい入りやすいじゃないですか。洋楽入門編みたいな感じで。「あ、洋楽いいなあ」ってなって。名前は思い出せないけど、女性のフォークシンガーとかも聴いてましたね。今もキャロル・キングとか大好きなんですよ。それから当時はハードコアも聴いてました。あとビースティ・ボーイズのバンドのとき(ザ・ヤング・アンド・ザ・ユースレス)のとかも、ラップとかじゃなくて、曲とかサウンドがいいな、とか。ビースティの音楽シーンのなかでの位置づけとかも全然わからないで聴いてました。

―― キャロル・キングにハードコアにビースティ・ボーイズに、それで入り口がグリーン・デイって、相変わらずノンジャンルですね(笑)。

さかした ノンジャンルですね。

―― レンタル生活はいつ頃までつづくんですか?

さかした 大学に行くのに埼玉に引っ越したんですよ。そしたら家の近くのレンタルショップの品揃えが全然よくなくて。じゃ通販でたくさん買っていこうってことで、今度は買う側にシフトするんです。月1回、通販で何十枚って買ってました。届くまでわかんないじゃないですか、どんな音楽か。

―― もしかしてレンタルのときと同じスタイルで買ってた!?

さかした 買うとなるとさすがに一回好きなアーティストのページを見て、そこに関連付けられているアーティストのところに飛んで、レビューを読んで、これは良さそうだなとか。そうやって自分で予測して買ってはいましたけど。

―― YouTubeを活用するとかってしなかったんですか?

さかした 当時、YouTubeの存在を知らなかったんですよ。YouTubeっていう存在があるんだって、あとで知って。それを早く知りたかったな。名前は知ってたんですけどね。あとで知って、「ああ、こういうことね」って(笑)。

―― じゃもう基本はレンタルのときと変わらないですね。

さかした このアーティストを知ってるんなら、その一世代前のアーティストも知ってなきゃっていうディグり方をしてないから、飛び飛びなんですよ。だから変なところですごく深いんです。例えば、このアルバムを作ったプロデューサーが遊びでやってるバンドはこれで、みたいな。

―― ずいぶん偏った情報ですね(笑)。

さかした シーンとかレーベルで聴くとか、そういうのがあんまりないんで、けっこう変なプレイリストっていうか、偏りのみっていうか。関係ないかもしれないけど、そういうのがあるからドミコのルーツも見えてこないのかもしれない。

―― そうかもしれないですね。独特なリスニング・スタイルがいろんな音楽の要素をドミコにもたらしているような気がします。ところで楽器に興味を持ったのはいつ頃なんですか?

さかした 中学の頃は誰も楽器を持ってなかったんですけど、高校に入ってギターを持っている奴が出席番号の前と後ろにいて。「みんな持ってるんだ!? すげーな」ってなって。「本物のエレキギターを見てみたい、どんな音がするんだろう?」って、本物を見せてもらってすごく興奮して。そこから何日も持ってるCDのギターばっかり聴くようになったんです。それまで歌ばっかり聴いてたのに、そこからギターばっかり口ずさむようになって。ギターを弾きたいな、と思ったんですけど、すぐには買えなくて。でもその間、ギターを聴き取る能力だけは研ぎ澄まされていって(笑)。半年くらい経って、ギターを手に入れた瞬間に耳コピーして、深夜までずっとギターを弾いて、2〜3曲、曲も作って。

―― もう曲を作るんですか?

さかした ギターを口ずさんでた時期から、声だけで曲を作って、それをヴォイスメモに録ってたりしてました。当時、20秒くらいしか録音できなかったから、20秒くらいの曲を声で入れて。ギターを持ったとき、声だけのときよりも作曲がすごく楽に思えました。声だけの作曲って、1曲を作るというよりフレーズを作ってて、ただなんでもない、誰かに聴かせるわけでもなかったから、本当に簡単にできるんだ、というのをいっぱい発見していって。

―― それがドミコにもつながっているんですか?

さかした ところが大学に入って作曲するのをやめちゃったんです。俺、作る側じゃないな、と思って。

―― 紆余曲折あるんですね。なんでそんなふうに思ったんですか?

さかした いろんな音楽を聴いていくうちに、やっぱり聴いている方が面白いな、となっていって。好きな曲をギターで弾いたりはしてたんですけど、作曲だけは4年間くらいストップしていて。

―― いつ創作活動は復活するんですか?

さかした 大学を卒業する頃に、今のドラムとセッションすることにすごくハマって。ギターとドラムで練習スタジオにひたすら入る、みたいな。曲を作るわけじゃないんですけど、ジャムをするのがすごく楽しくて。大学を卒業する間際にやり始めて、そこでまた曲ってこうやって作るんだということに気がついて、バンドやろうかってなって。「ライブやってみた方がいいんじゃない?」ってまわりの人にいわれて、「あ、そうなんだ」と思って、そこで初めてちゃんと曲を作るようになったんです。それでライブをやってみて、楽しかったから仕事も辞めて、今に至るという(笑)。

―― そこは怒涛のような展開なんですね(笑)。20秒で録っていたフレーズは今のドミコの特徴的なリフに活かされているんですか?

さかした 活かされてないです。メロディが出てきたら録っておきたいという性格なだけで、別にたいしたものは作ってなかったから。何かの曲のAメロっぽいものと何かの曲のBメロっぽいものがただ並んでいるだけというか。

―― あ、そうなんですね。じゃドミコを始めたとき、こういう音楽をやろうというのはあったんですか?

さかした ないですね。ジャムから始まったバンドなんで、何も考えずに活動していって。あるとすれば、その時期にちょうど宅録に興味を持ち始めて、そこくらいからちょっと固まってきたかなというのはあるけど。

―― それはいつ頃なんですか?

さかした バンドを組んで2年経たないくらいのときかな、何も知識がないのに、パソコンとソフトを買って、独学で勉強して。そのときはバイトがめっちゃ入っていたので、バイト中にずっとネットサーフィンして、レコーディングの仕方を勉強するんですよ(笑)。で、半年くらいかけて自主制作でフルアルバムを作って。それをYouTubeに上げたりとかしているうちに広がっていって。それが今につながったのかな。そのとき、音源がないとバンドって何もないんだなって思いましたね。

―― 例えば、奥田民生を聴きつづけていたら、なんとなくそれっぽい音楽になったりもするんですが、全然ちがう音楽性を獲得したんですね。

さかした もちろん、それっぽいなあっていうところもあるんですよ。

―― え、あるんですか?

さかした あります、あります。意識させないっていうか、いわれて気づく、みたいな。どこか尖っていたりとか、あえてめちゃくちゃマイルドだったりとか、極端なサウンド作りをするんで、すごく洋楽っぽいとかいわれるんですけど、一貫してメロディラインは「日本の旋律」というか、馴染みがあるようなメロディラインとか、そういうところには落ち着かせていきたいとは思ってて。日本語を使っているわけだし。そういう部分に関して、奥田民生のメロディラインとかが、もしかしたらどこかで活かされてるのかな、とか思ってますけどね。

―― ドミコの場合、メロディに対して歌詞の載せ方も独特ですよね。普通、歌詞から何かを読み取ろうとしますが、ドミコの場合はグッとくるフレーズがすべてだな、という感覚があります。

さかした そうなんですよ。すごくいいメロディのところで、たとえばひと言何か惹かれるフレーズがあれば、そこだけでもう納得できるというか。それまで何を言ってるのかわからなくても、そうだよなってなる気がする。

―― 今は、楽曲はメロディから作ってるんですか?

さかした けっこうバラバラですね。1曲に対してスタートがひとつだけあって、例えば、この曲はこれがやりたくて始まった曲というか、1曲に必ずひとつは「これがやりたい」というのがあるんですね。それをどうやって広げていくかっていう作業になっていますね。

―― 具体的に曲を挙あげて説明してもらってもいいですか?

さかした 「ペーパーロールスター」という曲でいったら、「ドミコ史上一番簡単なリフをちょっとテンポ速めでやってみよう」というのがスタートですね。そこからどう広げていくかは深く考えていくんですけど、最初のスタートはわりとシンプルですね。その前段階としては、ギターでフレーズを思いついて弾くっていうのがあって、まぁそこは弾いた瞬間に、これは曲になるだろうな、これは曲にならないだろうなっていうのが一瞬でわかるんで。

―― 一瞬でわかっちゃうんですね。

さかした 最初の頃は、休みなく2〜3時間ぶっ通しでセッションをしてて。それを録音したものをあとで聴いて「今のいいな」というところを全部メモるんです。「28分30秒のところ」というふうに。で、セッションのあとで、今度はリスナーになって判断をしていくっていうことをやってたからだと思います。

―― リスナーの視座が備わっているわけですね。

さかした 今はそんなにまわりくどいことはほぼしないですけど。どんどん効率がよくなってるんで。ただそういった「一般リスナーである自分の側面」を使って、どれを曲にしようっていうふうには考えます。

―― スタートは宅録ですが、ひかるさんのなかで宅録を意識していたのはどの辺りの作品までなんですか?

さかした 気持ち的には『soo coo?』ぐらいかな、と思ってて。まだこのときは「宅録でやったサウンドをスタジオでどれだけ広げられるのか?」というようなイメージだったんですね。バンド云々よりも面白いアイディアをどう出すかっていう。音をあんまり歪ませないようなところで歪ませたりとか、音を重ねないようなところで重ねたりとか。宅録のアイディアを持ってレコーディングスタジオに入って。そのときのドミコのベストなサウンドだとは思っているんですけどね。

―― 前作『hey hey,my my?』と今作『Nice Body?』と、アルバムを重ねるごとにどんどんフィジカルな作品になっていきますよね?

さかした 今いったように『soo coo?』のときには演出というか曲の表現方法が音を重ねることだったり歪ませたり、めっちゃ深いリバーブをかけたり、とアイディアが宅録由来のアイディアが多かったんですよ。ミックスは全部、最初から最後までつきっきりです。レコーディング中からミックスについて深く話してて。「最終的にはこういう音にしたいからこういう録り方はどうだろう?」とか、エンジニアさんとふたりで話して。エンジニアさんは宅録の知識もあるんで、意思疎通がとれるんですよね。そういった意味では1枚目っていうのは、ほぼ宅録をスタジオに持ち込んだ感じでした。で、『hey hey,my my?』になって、そういうものを持ち込めば持ち込むほど、バンドのアルバムというところからは離れていくなっていうのがあったんで、「ちょっと演出を削ったらどうなんだろう?」っていうのを経験として学んで、「これを抜いたらバンドサウンドになるのかな?」って感じで、例えば1曲目の「マカロニグラタン」とかは宅録のときでは絶対にやらなかったですけど、力強いドラムとか、そういったものの音を活かしたゆえにできたものですね。それだけでバンドサウンドとして普通に成り立つなということがわかって。そういう欲がどんどん出てきて楽しさを覚えたというか。

―― それが今作につながっていくんですか?

さかした 『Nice Body?』では、ドミコはロックンロールなバンドでもありたいんで、曲的にもちょっとそういう手法、表現方法を試してみて、それを普通のバンドサウンドとして、宅録の表現方法をほぼ排除してレコーディングしました。宅録はオートメーションといって、常に一定じゃないエフェクトを自由にかけられるので、世界観は簡単に作れるんですけど、逆にチープで安っぽい感じにもなっていくんですよね。曲としてバンドサウンドを完成させようかな、と思って。だから『Nice Body?』はロックバンドのアルバムになりました。今回、本当にバンドのアルバムとしてはやっと1枚完璧にできたなっていう気持ちはあります。

―― そのアプローチにはライブの体験が反映されてる部分もあるんですか?

さかした それはあんまりないですね。ライブはライブでけっこう別感覚でやってるんですよ。アルバムを作ってるときの自分とライブしている自分って、ちがうなあって。それが本当にアレンジとかにも出てるし。けっこうライブとアルバムは切り離してますね。音源でできるニュアンスとライブで出したほうがいいニュアンスっていうのが、ドミコに関してはまるっきり別だなと思ってて。『Nice Body?』もできた後に、「これからツアーあるけど、どうやってこれを再現したらいいんだろう?」とか、本当にそう思うくらい、ライブのことは考えずに作ってたんで、ライブを意識はしてなかったんですよね。

―― 実際、ツアーが始まってるわけですが、手応えはどうなんですか?

さかした いや、すごい楽しいっすね。アルバムのなかで再現がむずかしい曲が何曲かはあるんですけど、そういうのもなんか好きなかたちに収まって、普通にライブでできるかっこいい曲になったんで、それが嬉しくて楽しいっていう。ライブでやってみたら、今までのドミコにない曲ばっかりだったなあって。今はけっこう面白いですね。

―― リスナーからすると今作はライブ映えしそうな楽曲がおおいような気がするんですが。

さかした あんまりわかんないんですよね。ライブ映えといわれても、どういう曲がライブで映えるのかわかってないから。すでにアルバムとはまるっきりちがうアレンジの曲とかあるんですよ(笑)。

―― あ、そうなんですか?

さかした でもまぁなんか面白いからいいやって。

―― 本当にドミコの音楽は枠組みが見えないというかリスナー側の思い込みが通じないというか。

さかした それ、すごくいわれるんですけど、ぼくですらわかんないし。最近はアイズレー・ブラザーズを聴いてるんですけど、聴いてる音楽とやってる音楽が関係ないんですよね。『soo coo?』を作る前とかはキャロル・キングとホール&オーツしか聴いてなかったですからね。

―― え、そうなんですか?

さかした ここから、俺、どんな音楽ができてくるんだろう?って(笑)。

―― その結果が『soo coo?』って結びつかないですよね。その通常の音楽のセオリーみたいなものが通じないところがドミコのオリジナリティではあるんですが。

さかした よく「ドミコっぽい」とかいわれるけど、自分ではどこがドミコっぽくて、どこが唯一無二のサウンドなのかというのはあんまりわかってなくて。まぁわかろうともしないんですけど。わからないから、けっきょく何も考えないで、ただ作っていれば、逆にドミコでいられるな、というのはありますね。

(取材・文/秋元美乃・森内淳)

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<STAFF> WEB DONUT 6/2019年3月30日発行/発行・編集・WEB制作=DONUT(秋元美乃/森内淳)/カバーデザイン=山﨑将弘/タイトル=三浦巌

INFORMATION



ドミコ LP『Nice Body?』
2019年4月10日(水)Release
3,000円(+税)
※完全生産限定盤/帯付き/カラー・ヴァイナル(クリア・ヴァイオレット)/ダウンロード・コード封入なし
収録曲:Side A 1. ペーパーロールスター 2. さらわれたい 3. My Body is Dead 4. 裸の王様 5. 服をかして Side B 1. わからない 2. アーノルド・フランク&ブラウニー 3. あたしぐらいは 4. マイダーリン 5. ベッドルーム・シェイク・サマー


ドミコ CD『Nice Body?』
NOW ON SALE
2,315円(+税)
収録曲:1. ペーパーロールスター 2. さらわれたい 3. My Body is Dead 4. 裸の王様 5. 服をかして 6. わからない 7. アーノルド・フランク&ブラウニー 8. あたしぐらいは 9. マイダーリン 10. ベッドルーム・シェイク・サマー

ドミコ LIVE INFORMATION >> https://www.domico-music.com/live/

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