DONUT

betcover!! インタビュー
ライブで見せている空気感をアルバム1枚のなかの流れで情景として見せたいんです
――――ヤナセジロウ

betcover!!は2019年3月13日(水)渋谷・TSUTAYA O-nestでワンマンライブ『betcover!! 初単独公演「襲来!ジャングルビート'19」』を行う。betcover!!は1999年生まれのヤナセジロウのひとりバンド。ブラックミュージック、ダブ、ジャズ、ロックの要素を自由自在に操り、楽曲を生み出している。昨年の夏にリリースした『サンダーボルトチェーンソー』、つづいてリリースした配信EP「海豚少年/ゆめみちゃった」にはbetcover!!の底知れぬ才能が詰まっている。サポートメンバーを迎えたライブではスタジオ・バージョンの楽曲を解体・再構築。まるで演奏楽曲が1曲のメドレーのような印象さえ受ける(実際は1曲ずつ独立している)統一した世界観を作り出すという離れ業を堂々とやってのける。かと思うと、アコースティック・ギター1本で歌うヤナセジロウの表現力も半端なかったりする。ジャケットやミュージックビデオのセンスも抜群で、どこを切っても破格のニューカマーというしかない。このインタビューでもわかるように、ヤナセジロウは日々進歩の過程にある。二度と同じようなライブは体験できないと思うので(早耳のリスナーはすでにチェックしていると思うけれど)3月13日は渋谷O-nestでbetcover!!を体感してほしい。

―― 最初のアルバム『high school !! ep. 』を出して1年以上経ちましたが、ファーストの頃よりも自分の理想の音を出せるようになったという手応えはありますか?

ヤナセジロウ 出せるようになりましたね。もはやエンジニアさんと一緒にやってるという感じで、もっと先に進んでいる音なんですよ。何というか、イヤホンで聴くと、最近のbetcover!!の音源は他のアーティストの音源に比べて、少し弱く聴こえるんですよね。こもって聴こえるというか。それは敢えてなんですけど、逆にスピーカーとかクルマで聴いたときの圧倒的な音の存在感とかきれいさがすごいんですよ。その辺は自分でもわからないところもあるので、エンジニアさんを信頼しています。ちょっと進んだ音響になっていると思いますね。でも、「売れなさそう」と思って(笑)。聴こえ方は「フィッシュマンズと同じようにしてほしい」といってるんですけど。フィッシュマンズもイヤホンで聴くと、ちょっと音が弱いじゃないですか。だけどスピーカーで聴くといいんですよ。一回、自分の曲の「平和の大使」をDJで流したんですよ。そうしたら他のロックバンドの曲よりも、ドーンドーンって低音が気持ち悪いくらいよく出てて。「おー!」って思いましたね。

―― 「平和の大使」と「セブンティーン」の7インチのアナログ盤を聴くと、やっぱり音が来ますからね。

ヤナセ 俺、アナログ・プレイヤーがないからな。

―― 絶対、聴いた方がいいですよ。

ヤナセ フルアルバムのときにLPを出したいですね。意外と7インチ、人気があるんですよね。

―― 1年間やってきて、まわりからの反応も伝わるんじゃないんですか?

ヤナセ いや、あんまりないかな。音楽系の人からはないですね。もちろん近い人からはあるけど。あ、でも、『サンダーボルトチェーンソー』のときにゴッチ(後藤正文)さんと曽我部(恵一)さんはすごくいいっていってくれて。だけど知名度が上がった感はないですね。メディアに取り上げられないっていうのがあるのかな。

―― でもファッション誌とかの反応はいいですよね。

ヤナセ そっちの方はみんな敏感に見てくれて、『EYESCREAM』とかファッション誌系のオファーは来て、この間はBEAMSのコラボレーションもやりました。ファッション系の人の方が音楽を聴いてくれていて。

―― カルチャーシーンのアンテナに引っかかっているんですね。

ヤナセ そうですね。

―― それはでもいい傾向ですよね。音楽が盛り上がっていくのって、まわりのカルチャーと一緒に盛り上がっていくものだから。

ヤナセ だから徐々に、ですね。それこそ今、BEAMSで関わっている人とかも若手のなかで注目されているカメラマンだったり。一個年上なんですけど、20歳くらいの人たちが映像系はすごく注目されていて。音楽だけですよ、20代でしょうもないことやってるの。もう音楽シーンは遅れちゃってるから、関わるならそっち系だなって思って。

―― 音楽業界は体質が古いところがありますからね。

ヤナセ そうなんですよね。betcover!!は新しいことをやっているのに、古いことをやっている人の方が全然ピックアップされるんですよ。ああいうシーンからbetcover!!ははぶられてるから(笑)。

―― もはや頭ひとつ抜けた存在として見られているところもあるんじゃないですか?

ヤナセ どこにも所属していないから、空間をさまよっている感じなんですよ。そういう波に乗りたいわけじゃないんだけど、メディアからのオファーはほしいんですよ。オファーが来た上で断りたいっていう(笑)。だからもう、本当にいいライブをするだけですよね、毎回。

―― そこしかないですよね。

ヤナセ そこしかないですね。いい曲を作って。

―― だけどbetcover!!のライブは毎回いいですよね。楽曲を一旦壊してライブ用に再構築してやるあたりなんか、毎回、ものすごい熱量ですよね。

ヤナセ そうですね。それがないと飽きちゃうんですよ。飽きちゃうのもあるし、もともと創作意欲がすごくあって、小さい頃から工作とか、今も絵を描いたりしてるんですけど。ロボットとか1日7個くらい作ってたんですよ。しかもクルマに変形するやつを。けっこうそれがすごいんですよ。ちゃんと変形するんですよ。

―― それは紙で作るんですか?

ヤナセ 紙で作ります。設計図とか作らずに色画用紙をテープで止めて。こうなるからこうなる、みたいに。作ったら戦わせて壊すんですよ。それでまた新しいのを作るっていう。とにかくどんどん新しいのを作りたくて。

―― なるほど。音楽も同じなんですね。

ヤナセ あとはフィッシュマンズの音楽に出会って、アレンジの大切さを学んだんですよ。フィッシュマンズのライブアルバム『98.12.28 男達の別れ』とかの、ちょっと笑っちゃうくらい意味がわからないアレンジというか、半端ないアレンジというか、ああいうのがかっこいいな、と思いますね。ライブアレンジが毎回ちがうし。betcover!!も一時期、毎回、アレンジを変えていたんですよね。だけどメンバーが追いつかなくて。それでクオリティが上がらないということで、今はセットリストを固定して、とにかく魂を込めてやるということにしてるんです。2019年からはその両立ができるようにしようと。そこができたらいいなって思います。

―― やはりフィッシュマンズはすごく刺激になっているんですか?

ヤナセ すごくなってます。あと、今、音楽的にすごく刺激を受けているのはジャマイカのロックステディ系。それからジャマイカのオーガスタス・パブロとキング・タビー。キング・タビーはダブの神様なんですけど、彼のアレンジもありえないんですよ。いきなり曲を切ってリバーブをかけて、みたいな。betcover!!の「ゆめみちゃった」の歌い出しとかもキング・タビーの真似なんです。その頃のダブの音楽に、今、すごい影響を受けてますね。

―― フィッシュマンズを通り越して、さらにルーツにまでたどり着いているわけですね。

ヤナセ フィッシュマンズからどんどん遡ってルーツに行くと、やっぱりすごすぎちゃって。あの人たちはラリっちゃってるから、そういう曲になっちゃうんですよね。ただ、そこまで遡らないと(自分の音楽が)薄くなっちゃうから、その辺は聴いています。逆に今のフィッシュマンズに影響を与えられるくらい頑張りたいです。というか、そこまでやりたいです。だけど、音源はシンプルな方がいいんですよ、極力。ライブアレンジは凝ってもいいんですけど。

―― そうなんですね?

ヤナセ 音源は本当にシンプルにして、ライブでドーンというのが理想なんですよ。というか、音源を聴いたときに「しょぼ!」って思われるくらいが、俺はかっこいいと思ってるから。そういうのをやるとまた売れないんだよな、と思ったりするんですけどね(笑)。難しいところなんですよ。たとえばZAZEN BOYSとか、そのかっこよさがあるんですよ。音源はデモっぽいのにライブでドカーンと来る感じ。あのかっこよさは一般の人にはわかってもらえないんですよ、たぶん。そういう感覚っていうのは。やっぱりライブのかっこよさを音源に求めちゃうから。別のかっこよさというのを理解してくれないんですよね。だからbetcover!!の次のフルアルバムをどういうふうにしようかって悩んでます。

―― バンドが受け入れられるかどうかは歌の力も大きいと思うんですけど、そういう意味でいくと、ヤナセさんのボーカル力とか歌の表現力は、この1年で、かなりの進化をとげた印象がありますが、自分ではその手応えはありますか?

ヤナセ もうちょっと歌い方がなあっていう。

―― 不満があるんですか?

ヤナセ なんか違うんだよなあっていう部分はある。もうちょっと落ち着いて歌いたいんですよ。ガッと歌うのはいいんですけど、音源を聴くと口の使い方がちがうんですよね、自分が思っているのと。自分しかわからないレベルなんですけど、口の使い方が、外に向かって歌っているつもりが内に向かって歌っているような感じになっているんですよ。だから研究しないといけないんです。もうちょっとスッと聴ける感じがいいんですよね。簡単に言えば、もっと真っ直ぐ歌いたいんですよね。ストレートに、しっかり、パッと。今はなんかくねくねしすぎちゃってるんですよね。

―― くねくねはしてますね、たしかに。

ヤナセ いいくねくねは残すんですけど、やりすぎっていうか。もっとストレートにパッと、スポッと、「押忍!」っていうか「オラッ!」っていうか、一本通す感じで歌いたいです。縦軸が少しぶれているから、もっとちゃんとやりたいなって思ってます。だから弾き語りとかは毎回、(ボーカルの)実験ですよね。バンドのときのために弾き語りをやっているような感じですね。

―― 12月に配信リリースされた2曲「海豚少年」と「ゆめみちゃった」も大作で、MVも公開されましたが、最初に出てくる宇宙船は手作りだそうで。

ヤナセ 紙コップで作りました。あのMVの空気感だと、バレてもいいや、くらいの感じだったんですよ。チープな感じに作りたかったので。

―― 世界観的にはデヴィッド・ボウイの映画『地球に落ちて来た男』のような感じもしました。

ヤナセ そうですね。もっとふわっとしてるけど、雰囲気的には。もっと海外のSFファンタジー系の要素と昭和の松田優作の映画の色合いじゃないですか。そういうのも含めて日本感をすごく出したかった。あのMVはPennackyさんという人気の映像作家と一緒に作ったんですよ。共同監督みたいな感じで。ぼくがテーマを決めて、カメラワークも一緒にやって。すごく満足いくものができました。やっぱり映画みたいなものが作りたかったので。映画、好きだから、面白い感じになったなあって。

―― 曲としての手応えはどうですか?

ヤナセ そうですね、曲としては、ちょっとリミックスしたいな、と。

―― もうですか?

ヤナセ ちょっとちがったなあというのがあって。「ゆめみちゃった」とかもう少し空間を出したかったなあ。もっとリバーブをかけて。それこそキング・タビーみたいにエフェクトを多用してダブっぽい音にしたかったんですよね。ちょっと間に合わなかった。あれは4日間でやったので。11分もあるのに。「海豚少年」も打ち込みとかいろんなことをやって普通の録り方じゃない変な録り方をしちゃって、すごい時間がかかったんですよ。それでスタジオを1日追加してもらってやっと完成したものだから。だから次にフルアルバムを出すときにリミックスをやって完成させたいですね。

―― 「ゆめみちゃった」の最初に入っている音は何の音なんですか?

ヤナセ あれは(岩方)ロクロー(dr)とレコーディング・スタジオの休憩室の蛇口をひねって水を流して、それをスマホで録音した音ですね。何でもないです、全然。頭になんか変な音を入れてみたかっただけで。

―― 「ゆめみちゃった」は多幸感と孤独感がせめぎ合った何とも言えない楽曲ですよね。

ヤナセ あれはもう完全にフィッシュマンズのオマージュですね。フレーズもまんまなんですよ。ドラムの最初のフィルインが「なんてったの」のライブバージョン のフィルをまんまロクローにコピーしてもらって、ベースラインも(柏原)譲さんの「LONG SEASON」に入ってるフレーズで、完全にフィッシュマンズ・リスペクトの曲ですね。「なんてったの」と「ゆらめきIN THE AIR」みたいにもしたかった。もっと「ゆらめきIN THE AIR」のようにわーっと広がるイメージで作ったんですけど、思ったより小ぢんまりしちゃった。ただ、シングルとしては歌がよく聴こえるしいいかな、と。それから2曲ともボーカルを録り直したいですね。想像してたのと全然ちがう感じになっちゃって。テンパってたから歌い方が変になっちゃった。発表する前は自信があったんですけどね。他人に聴かれると思ったら、自信がなくなっちゃうんですよね(笑)。

―― 作品って、発表すると作者の手を離れて楽曲を聴いた人のものになりますからね。

ヤナセ それはありますね。デモとかは他人のものにはならないから聴けるんですけど、音源化された楽曲はあんまり聴かなくなっちゃう。『サンダーボルトチェーンソー』も「平和の大使」だけは聴けるけど、他の曲は全然もう聴いてない。

―― 手離れするとものすごく俯瞰で見れちゃいますからね。

ヤナセ そうなんですよ。悪いところばっかり見えちゃう。自分の作品だといいところってあんまり見ないじゃないですか。

―― その「もっともっと」という感じが次作へ向かう原動力にもなるんですけどね。

ヤナセ 次は絶対こうするぞっていうふうになりますね。とりあえずこの2曲に関しては、次のアルバムを作るときに録り直して完成かな。

――「海豚少年」については?

ヤナセ 「海豚少年」はもっとサウンドをしょぼくしたいですね。ちょっとロックしすぎちゃった。ちょっとやりすぎたかな。ま、いいんですけど(笑)。フルアルバムを作ったときの他の曲との兼ね合いもあるけど。それでよく聴こえるんなら、これでいいけど。一個飛び出てるようだったら考えないといけないですね。

―― その兼ね合いは大事ですよね。

ヤナセ 曲というよりアルバムとしての価値みたいなものを理解してくれる時代がくるといいですね。

―― そうですよね。

ヤナセ そうするともっと表現の幅が広がるから。リード曲がないといけないとか、そういうのがすごい嫌で。1曲キャッチーな曲を作んなきゃいけないとか。そうするとアルバムとしての完成度が落ちるし、完成形にリード曲を一個プラスすることになっちゃうから、それが悩みですね。あとリード曲がなかなかできないっていうのもあるし。

―― betcover!!の歌メロはどれもキャッチーですけどね。

ヤナセ キャッチーだと思うんですけどね。だけど何か難しいです。たとえば『サンダーボルトチェーンソー』でいうと、「セブンティーン」がすごくいいと思ったんですけど、Spotifyで見ると「新しい家」が一番聴かれているんですよ。

―― 「新しい家」が一番キャッチーですよね。

ヤナセ 聴きやすいし、ポップだし。そういうことなんだよなあと思って。難しいなあ。

―― 思い通りのものを作ってからスタッフにリード曲は決めてもらえばいいんじゃないですか? そういうふうにやっているバンドもありますよ。

ヤナセ たしかにそうですね。あまりそういうのを気にしないで曲を作って、勝手に選んでください、の方がいいんだろうな。リード曲とかまで考えるのが面倒くさくて。無駄な労力を使うから(笑)。今、曲を作っているんですけど、できてる曲はワケわかんない感じですよ。

―― そうなんですか?

ヤナセ 面白いとは思うんですけどね。

―― 新曲はどれくらいできてるんですか?

ヤナセ 今、8曲あるんですけど、みんななんか変な感じ。ファーストのときの変な感じに近い。曲の構成とかぶっ飛び感が増してるかな。ポップスというよりも、もっと創作に近い音楽になってますね。そこにちょっとポップスを足したいな、と思ってるんですけど。だけど1曲、すごくメロウな曲はあったかな。けっきょくフルアルバムを作ろうと思ったら、20曲くらい作らないとダメなんですよね。今、8曲だから、あと10曲くらいは作らないとフルアルバムはできないかな。目標は12曲入りですね。10曲+「海豚少年」と「ゆめみちゃった」の2曲。やっぱり未発表の曲が10曲はほしいですね。

―― 全部で10曲っていうのが今の主流だったりもしますけどね。

ヤナセ アルバムのボリュームがほしくなっちゃうんで……だけど、今の8曲はまだちょっと地味なんですよね。あと2曲くらいグッとくるのがほしいなあ。

―― アナログ盤を作ったときに1枚で収まるようにするという発想もありですけどね。

ヤナセ 実は曲が全部短いんです。それがテーマというか、(11分ある)「ゆめみちゃった」とは真反対で。

―― そうなんですか?

ヤナセ 短いというかシンプルというか、曲構成もけっこうがんばって普通の曲っぽくして、そのなかで変なことをするっていう。だから曲は3分とか4分です。

―― それが今の気分なんですか?

ヤナセ 今の気分ですね。いずれ20分の曲とか作るんだろうけど。

―― フィッシュマンズの「LONG SEASON」のように35分とか?

ヤナセ 35分とか(笑)。将来的にはそういうものも作りたいんですけど、次のフルアルバムではミニマムなものを作りたくて。メロディと歌詞に重点を置いて。それこそ今の気分は、弾き語りを始めたから、弾き語りから派生させたいという気分なんですよ。今回は、歌に重きを置いてみようと思って。メロディと歌詞にチャレンジしようと思ってるんです。

―― そういう気分になったのはどうしてなんでしょうね?

ヤナセ できることじゃなくて、できないことをやってみたくて。やったことがないことというか。成功するか失敗するかわからないことをやるっていうのが楽しいと思ってるから。最近そういうチャレンジをしている人が少なすぎるから。成功しても失敗しても、そこはまぁいいか、と。チャレンジすることが大事かなって思ってます。

―― だけど今の話の流れだと十分キャッチーな楽曲ができているような気がしますが。

ヤナセ たしかにキャッチーかもしれないですね(笑)。曲の展開は少ないけど、アレンジ的には面白くなると思う。ただ、シンプルにするために、どれだけ楽器を使わずにアレンジ展開をするのかが難しい。何も展開しない曲があっても面白いかな、とも思っているけど。それこそゆらゆら帝国とかかっこいいじゃないですか。ああいうのも作りたいですよね。

―― 今まで1曲のなかで展開させていたことを、アルバム全体でやろうっていう解釈でいいんですかね?

ヤナセ そうです、そんな感じですね。アルバムの流れで表現しようと思っています。ライブで見せている空気感をアルバムで情景として見せたくて。朝から始まって夜に行くっていうテーマでやっていて、朝っぽい曲、昼っぽい曲、夜っぽい曲を作ってて、それをアルバム1枚のなかの流れで見せたいんですよ。だけどそうなってくると難しいんですよ。この部分が足りないってなるから。ここに何か説明がほしいな、とか。

―― 何か夕方の要素が抜けてるぞ、みたいな。

ヤナセ 抜けてるなあ、みたいなのがあって。そこなんですよね。どこにキャッチーな曲が入るのかも難しい。メロウっぽい曲を後半に入れるのか、とか。ラストをどうやって締めるのか、とか。始まりはどこにするのか、とか。場所はどこにするのか、とか。楽しいですけどね、そういうことを考えるのは。

(取材・文/秋元美乃・森内淳)

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<STAFF> WEB DONUT 5/2019年2月7日発行/発行・編集・WEB制作=DONUT(秋元美乃/森内淳)/カバーデザイン=山﨑将弘/タイトル=三浦巌/編集協力=芳山香

INFORMATION



betcover!! 「海豚少年/ゆめみちゃった」
2018年12月配信Release
収録曲:1. 海豚少年 2. ゆめみちゃった

betcover!! 初単独公演「襲来!ジャングルビート'19」
2019年3月13日(水) 渋谷・TSUTAYA O-nest
18:45開場/19:30開演
前売 ¥ 2,500/当日 ¥ 3,000

betcover!! LIVE INFORMATION >> http://artist.aremond.net/betcover/

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